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ベートーベン 交響曲第6番ヘ長調 ”田園”
ブルーナ・ワルター 指揮 コロンビア交響楽団

録音データー
1958年1月13,15,17日
カルフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール
プロデューサー:ジョン・マックルーア

 
  米CBS/COLUMBIA ML 5284
XXLP43033-2G/43034-2AA
モノラル盤。GG盤。

上記に記載した GRAND SLAM の板起こしの盤のレーベルはこれと同じ6eyesとよばれているもの。
このデザインの方が古い。この盤が初出ではないかと思う。

  

 
   米CBS/COLUMBIA MS 6012
XXSM 43402-4GE/43403-4EG

CD盤で、GRAND SLAM(GS-2035)の板起こし盤と同じ番号だが、レーベルのデザインが異なる。このディスクは後のプレスだとおもう。

MS盤は個人的な感想だが、音質はイマイチに感じる。
 
  米CBS/COUMBIA ODYSSEY Y33924 (C)1976。
マトリックス:XXSM43402-5B/3-5D
廉価盤。ODYSSEY盤は、日本で1000円で売られていた。中古盤でたくさん見かける。音質はよく、MS盤よりこっちの方が、明解な気がする。 
    仏 PHILIPS 835501AY (1959-1964)
AA835501 1Y/2Y 

レーベル部分が盛り上がっている、初期のGG盤。エッジはふくらんでおらず、むしろFLATな印象。192gの重量盤。
ジャケットも見開きの豪華な作り。

アナログ特有の音で、雰囲気良い。
昨年、東京に行った際、新宿ディスクユニオンで買ったもの。1200円だった。


以下、国内盤

 
  日COLUMBIA RL114 フラット盤、モノラル盤。
XLP-43033-2/43034-4

発売 1958年9月。これが国内盤初出。
 
3枚所持しているが。3枚とも同じ。
 
  日COLUMBIA RS106
XXSM 43402-4L /43403-4C
2枚所持していて、マトリックスは同じ。
発売 1959年2月。ステレオの国内初出。

長年中古盤あさりしてきたがめったに見ない。

 
 
   日COLUMIBIA OS194
XSM 43402-2 /43403-2
XSM 43402-6 /43403-4
4枚所持していて、マトリックスは上記2種。
発売 1962年4月

この盤は中古盤でよく見かける。

 


 
日COLUMBIA OS194
C357-395-5/357-396-3

 上記とレコード番号は同じだが、ジャケットのデザイン、レーベルのデザイン、マトリックスも異なる。 
     SONY SONC 10102 (C)68.11
10102 A1/B1

1968/1の目録には、C OS194,OS 491が載っているので、この盤がSONYの初出。

B面最後に、モーツアルト歌劇「魔笛」序曲を収録。

 
  SONY SOCL-73 発売 72/10 
マトリックスはレコード番号と同じ。

「SX68MARKU」(ノイマン社のカッティングマシーン)のロゴマークあり。

B面最後に、ベートーベンの序曲「コリオラン」が収録されている。
 

 
   SONY SOCL 1002  発売 1974年5月
マトリックスはレコード番号と同じ。

「SX74 SOUND」のロゴマークあり。

余白にベートーベン序曲「コリオラン」を収録。

 
  20AC 1811 発売 1983年12月
マトリックスはレコード番号と同じ。 
レーベルには「見本盤」と印刷されている。スタンプではない。
B面余白に、ベートーベン序曲「コリオラン」が収録されている。

デジタルリマスター盤。
デジタルリマスターは、プロデューサーのマックルーア自身が、4チャンネルのテープから、2トラックにミックスダウンしたと、レコードの説明に書かれている。

 音は、従来の音より、中低音がふくらんだ音になっていて、厚みのある音になっている。


以下、CDを紹介する。

 
   SONY 30DC743 H・6・21

ベートーベンの序曲「レオノーレ第2番」を余白に収録。

CD発売の初期の盤だが、初出はこれではない。

「NEW REMIXD MASTER」の記載がある。
     SONY SRCR2690 00・11・1
DSDマスタリング

 交響曲第5番”運命”と一緒に収録。
     SONY SRCR 2310 99・1・21
DSDマスタリング

    SONY SICC666 07・3・7

解説書には、マックルーア監修で、1983年に初CD化した時の、3チャンネル1/2インチステレオテープからトラックダウンしたテープを使用、と記載がある。 

 先に書いたとおり、LPにデジタルリマスター製作の際「4チャンネル」と書かれている。別のテープか?。

 あれこれいろんなデジタルマスターを作って売り、結局、一番最初のマックルーアのデジタルマスターの、振り出しに戻った。

 CBS/COLUMBIA当時のアナログ録音のCDは、初期の盤が一番評判が良いようだ。

パッケージは紙ジャケット。

以下、GRAND SLAM RECORDの復刻盤を紹介する。


 
  GS GS2035 (P)2009

平林直哉氏製作のLP板起こし盤。
仕様LPはMS6012

 初期のLP盤だから音が良い、という話ではなく、昔のレコード(再生機器も含めて)の音の雰囲気がある。
 
     GS GS2055 (P)2010

 こっちは4トラック、19cm/sec、オープンリールテープ(ミュージックテープ)からの復刻。

 昔は4トラックのテープのミュージックテープがLP、カセットとともに発売されていた。

高音が少しうるさく感じた。
     GS GS2115 (P)2014

これは2トラック、38cm/secを使用した復刻盤。
4トラックミュージックテープは普通に入手できたが、このテープはオーディオマニア向けに発売されたものではないかと思う。

全体に少し音がささくれている。高音も少し丸くなっている印象。

 テープはLPよりさらにアナログっぽいが、経年劣化しやすく、ささくれた音になる。

 音質についてのコメントは特に書かなかった。それぞれ微妙に違いがあるが、老化した耳では良し悪しの判断はできない。それぞれ音に個性がある、それを楽しんだらいいと思う。ジャケットやレーベルを眺めているのも楽しい。
 GSの復刻盤は、余計なデジタル処理をしていないみたいで、好印象。「昔の音」の雰囲気がある。
 (2015年2月10日作成)

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