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ベニシダ

学名: Dryopteris erythrosora (D.C.Eaton) Kuntze
和名:  ベニシダ

2010年6月16日 京都市北区鷹ガ峰。上2枚。

2010年6月20 鷹ガ峰で採集した標本を撮影した。鮮明な黄緑色と胞幕の鮮やかな紅色が採集した当日から押し葉をして日に日に色が薄れていくのであわてて撮影した。ベニシダやトウゴクシダは普通にあるのでちゃんと調べたことがなかった。

 実を言うとこれ見たとき、軸が赤紫色なのでムラサキベニシダではないかと思った。考えてみるまでもなくムラサキベニシダは九州南部以南に自生するもので京都にあるわけがない。ムラサキベニシダは図鑑に載っている標本の写真や図はヌカイタチシダモドキに近いような印象をうける。ベニシダは新芽が出てしばらくは個体差はあるが葉柄は紅ムラサキ色を呈する。図鑑で詳細に記述を見てみると中軸、羽軸ともに赤紫色になると書かれている。この個体は羽軸は緑色だった。そんなことで「日本のシダ」のリストにムラサキベニシダがあるが削除した。もともと自信がなかった。