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ホウノカワシダ

学名: Nothoperanema shikokianum (Makino) Ching
和名:  ホオノカワシダ

 

上2枚、福井県名田庄村一つ谷国有林(小浜2)。近畿地方南部から南に自生する。中部から北には自生していないが、隠れ分布として福井県に一箇所確認されている。85年現地に行って林道から脇の小さな谷を覗いたらすぐに見つかった。簡単に見つかったが、他にも自生しているかもしれない。確認したのは1箇所だけ。85年9月14/15日と88年10月23日の2回行っている。 2枚目の写真はメモが残っていて88年のものだが、1枚目のはメモが無く、85年か88年かどっちか判らない。

 1990年3月11日 三重県尾鷲市九鬼近く(木本1)。海岸沿いから林道で山に入ったところで見つけたが、正確な場所が思い出せない。近畿南部に点々と自生地が確認されているが、ほとんど見ない。ここ一箇所だけだったと記憶している。

 福井の自生地で撮影した。葉柄下部のリンペンの様子。長卵状で栗色、艶があるという目立った特徴がある。また、包膜が無いという特徴がある。栽培意欲をそそる逸品だが、むつかしい。

1985年9月15日福井県名田庄村で採集した標本。1987年11月撮影。(2010年2月1日作成)