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アオネカズラ 1

Goniophlebium niponicum (Mett.) Bedd.

 1981年5月 奈良県十津川村折立(十津川3)。折立から玉置山に登る道(林道)を1kmほど入った谷川の斜面、岩場に自生。かんかんに日のあたる場所で、谷の底からは少し離れている。それなりの空中湿度があるのだと思う。かなりの大きな群落だったが、しばらくして見に行ったら、産業廃棄物の捨て場になり完全に埋まってしまった。原版はスライドで少し退色があり画像処理した。

 暖地に点々と自生地が確認されているが、私はこの自生地以外知らない。園芸栽培に人気があり乱獲されたのではないかと思う。うまく育つと非常にいい雰囲気のシダだが、なかなか気むずかしい。自生地の環境を見たのはここだけなので断定は出来ないが、陽射しは好むようだ。育てやすいシマアオネカズラより小ぶりで、葉面にビロードのような微毛がある。根は鉛筆ぐらいの太さで青く目立つので、この名がある。2009年12月6日記。

 写真追加















自生写真は2012年4月に撮影。場所は京都府宇治田原町。 標本はその採集品から撮影。

 この自生地は、教えてもらった。園芸採集の乱獲で自生地が大分減ったようだ。(追加写真 2012年4月13日、十津川の写真は1枚削除した。)

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