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ホウノカワシダ 2
Dryopteris shikokianum (Makino) Ching
(PPG I 分類体系 2016 による)

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2015年3月17日
三重県尾鷲市九鬼

谷川の水の流れている場所で、大きな岩の陰に自生していた。大水が出ると水がかぶるような場所だ。そのせいか姿がいじけていて、ホウノカワシダよりキヨスミヒメワラビみたいだった。

 鱗片の特徴と包膜が無い点で確認できる。


撮影データー
OLYMPUS E-M5


 
 


 


自宅で撮影
2015年3月18日
 
 

同上 
 

同上

包膜は認められない。


 
 
同上
 
 


同上

この鱗片もホウノカワシダの特徴。

 
 栽培したが夏から秋になると鱗片が白くなってきた。当初から、葉面の様子はキヨスミヒメワラビみたいだったので、同種との雑種では?、との疑問も残る。この株は、3年ほどで枯らしてしまった。
 自生地ではキヨスミヒメワラビは点々と自生していたが、ホウノカワシダは、この株だけだった。

 旧学名(YList ):Nothoperanema shikokianum (Makino) Ching
  (米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2018年2月10日).  キヨスミヒメワラビの学名は、YListでは、 ”Dryopsis maximowicziana (Miq.) Holttum et P.J.Edwards”だが、最新のPPG I 分類体系 (2016)では、"Dryopteris maximowicziana" になっている。
Dryopsisのグループは、3つに分解され、キヨスミヒメワラビは、ホウノカワシダ亜種に整理された。この2種は近いということだ。




 



  2018年2月10日作成。