オオヒメワラビモドキ
Deparia unifurcate (Bak.)M.Makino
1987年6月17日 京都府美山町大野。一見するとよく見かけるミゾシダの似ているが、それより少しざらついた印象。漫然と見ていたら見落とす。見つけるのに経験と感が要求される。近畿地方では点々と自生地が確認されているが非常に少ない。私はこの場所しか知らない。ミゾシダと間違えて見落としているのではないかと思う。
標本の採集データー 1986年10月6日 京都府美山町大野
オオヒメワラビと似ているが典型品はすぐ判別できる。昨年秋オオヒメワラビモドキらしい個体を見つけ調べてみたが、オオヒメワラビみたいで判断に困る個体だった。今年、も一度現場にいって観察するつもりでいる。(2010年4月29日標本写真追加する)
2009年11月21日京都市左京区貴船。上の美山町のものより大分大型品。オオヒメワラビの一形かともおもったが葉身の形はオオヒメワラビモドキでオオヒメワラビはもっと幅が広い。
2010年6月17日 上記の場所、貴船で採集した標本。撮影6月20日。以下のも同じ。
2010年6月17日 昨年秋、貴船で見つけた株を今年撮影しにいってきた。中軸の様子。リンペンがたくさん付着している。オオヒメワラビとのくべつはこのリンペン。オオヒメワラビはこのようなリンペンはつかない。
葉柄下部のリンペンの様子。昨年、11月に採集したときは、リンペンが脱落していて決め手を欠いていて判断できなかった。
(2010年6月20日 写真と記事追加)
以下、自生写真を追加。
中軸の鱗片の様子。この中軸につく鱗片は目立つ個体とあまり目立たない個体がある。
3枚とも2012年6月1日京都府左京区貴船にて撮影。(2012年6月17日写真追加)