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ヌリワラビ

学名: Rhachidosorus mesosorus (Makino) Ching
和名:  ヌリワラビ

ヌリワラビ 奈良県 吉野川上流神ノ公谷 1992年8月21日 ネガカラープリント(3枚とも)

 あまりぱっとしない写真だがヌリワラビはここ一箇所でしか採集していない。近畿地方では各地で確認されているが多くはないと思う。よく見かけるキヨタキシダに似るが、葉軸が名のように漆を塗ったようにつやのある黒い色をしている。また、胞子嚢群は小羽片中碌にくっつく。3枚目の写真を見れば判る。特徴がはっきりしている。

以下、標本の写真を追加する。

上3枚とも自生写真の吉野での採集品。

この2枚は1986年11月13日京都府美山町大野で採集したもの。採集時、気が付かなかったみたいで憶えていない。
標本を整理したら出てきて驚いている。これ1枚だけで名前も付けられている。ヌリワラビだと思う。
(2012年6月14日標本の写真を追加)