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ハコネシケチシダ

学名: Cornopteris christenseniana (Koidz.) Tagawa
和名:  ハコネシケチシダ

 1989年11月2日。場所は京都府美山町芦生由良川源流の支流。ナカニシヤ書店が発行した京都の秘境・芦生(渡辺弘之、昭和45年刊)に芦生の植物目録が附録にあるがこのシダは記載されていない。よく見かけるシケチシダの小羽片の切れ込みを深くしたような印象のあるシダである。京都近辺では自生地はほとんど確認されていない。京都では美山の深見峠で確認されている。現地には何度も行っておりそのつど撮影したがデーターが記載されていない。(2009年9月16日作成)(2010年4月23日記事一部削除訂正。)

2010年4月25日標本写真追加

1986年11月2日採集。採集場所生態写真の場所と同じ。標本を引っ張り出して、再度見てみたが、疑問が生じてきた。一見してシケチシダとは違うと判断したが、図鑑の記述を読んでみると決め手が無い。シケチシダの切れ込みの深い固体の標本は確かに似ているようにも思えるが、判断に迷っている。当時の鉛筆書きのメモ、ハコネシケチシダのなまえのシケチに線が引かれていて当時も迷っていたことがわかる。なにか気がつかれた方があれあば教えてほしい。(2010年4月25日  記)