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ヤクカナワラビ

大川源流金作原原生林 標本No.71

 この写真の個体のような、最下羽片の軸側下向きの小羽片の発達した個体は少ない。
保育者発行の田川基二のシダの図鑑には、このシダはオオカナワラビの変種として扱われ、記事だけで図版はなかった。オオカナワラビはもっと大型で印象が大分ことなる。昔、屋久島に行ったときこのシダの名前がわからなかった。屋久島はもちろん奄美にも普通に自生している。他のシダを採集して栽培していたらこのしだが発生してきた。今では育てている。この種の植物は栽培が簡単だ。