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アキタスズムシ(仮称)
Liparis sp.
2015年7月30日ページ作成
2014年10月、ハイキング中、樹幹に着生するクモキリソウを見つけた。クモキリソウは、南部地域、京都北山、丹波山地に少ないが自生している。
通常、地上性なので、この時は着生だったこともあり、もしやクロクモキリソウではないかと思い、採取した。クロクモキリソウは奈良県の大峰山系で採取している。京都北山に自生していてもおかしくはない。
翌年、春に花が咲いたが、見たこともない花だった。セイタカスズムシソウ(Liparis japonica (Miq.) Maxim.)かと考えたが、セイタカスズムシソウとはどうも違う。
手元の資料やネットで調べてみたら、アキタスズムシというのが一致する。京都府では初めての発見だ。セイタカスズムシソウも京都府で確認されてないと思う。
最新の資料は「日本ラン科植物図譜 中島睦子著 大場秀章 監修 文一総合出版 2012年8月」に図が掲載されている(p.246)。また少し古いが、「野生蘭おもしろ講座 高橋勝男著 毎日新聞社 昭和60年11月」に、スズムシソウ、セイタカスズムシソウの解説で、セイタカスズムシソウは、早咲きと遅咲きの2種があると説明されていて、早咲きをアキタスズムシソウとして別の種として説明されている。セイタカスズムシソウは地生で花の時期も遅い。
「野生蘭おもしろ図鑑」発刊から30年経っている。学名がLiparis sp.となっていることから、新種としてまだ判断が出ていないようだ。セイタカスズムシソウの変種にするかどうか、結論がでないのではないかと思う。
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撮影 2015年4月27日 栽培 栽培地 京都府和束町 標高140m。 撮影データ カメラ:OLYMPUS E-M1 使用レンズ:OLYMPUS ZUIKO DEGITAL 35mm 1:3.5 MACRO + MMF-2(FOUR THRDS ADAPTA) |
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撮影:2015年4月29日 栽培 撮影地:京都市上京区 撮影データ カメラ: OLYMPUS E-M1 レンズ:SIGMA 60mm F.2.8(2-1、2-3) SIGMA 30mm F.2.8 DN (2-2) .OLYMPUS ZUIKO DEGITAL 35mm 1:3.5 MACRO + MMF-2(FOUR THRDS ADAPTA) (2-4) |
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撮影 :2015年5月10日 栽培 栽培地:京都市上京区 上記と同じ株 写真撮影後、標本にした。 カメラはOLYMPUS E-M1 OLYMPUS ZUIKO DEGITAL 35mm 1:3.5 MACRO + MMF-2(FOUR THRDS ADAPTA) |
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自生地の写真 最初に見つけた時のもの。 2014年10月 京都府丹波山地。 撮影データ CANON Kiss X6i EF-S 18-55mm U IS |
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2015年5月 開花を予想して自生地を訪れたが咲いていなかった。花茎も上がっておらず、花は半月から1ヶ月先だ。 撮影データ CANON Kiss X6i EF-S 18-55mm IS STM |
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