戻る

ベートーベン 交響曲第3番変ホ長調作品55”英雄”の通称”ウラニアのエロイカ”について。
LP、CD及び板起こし盤の比較。 
2010年8月15日作製。2010年9月25日記事追加。2012年5月22日記事追加

 ウラニア盤のエロイカのいきさつをCDのライナーノートから借用して紹介する。録音1944年12月19,20日にRRG(ドイツ帝国放送)よりなされた。聴衆 なしの放送用録音とされている。戦後、アメリカのマイナーレーベル ウラニア社が東ドイツの放送局からこの録音テープを購入し、1953年LPとして発売された。演奏が白熱的なため話題になったと思う。ウラニア盤は1958年に廃盤となり、以降、入手困難となったため幻の名盤となった。ウラニアのエロイカは海賊盤扱いされていたみたいだが、放送局から正規に購入して 発売されたが、フルトヴェングラーはレコード化については事前に何の話もなかったため訴訟沙汰になった。 裁判は、アメリカの法律では違法でなかったためフルトヴェングラーは敗訴している。58年に廃盤になって以降ウラニアが再発しなかったのは、そのあたりも関係しているのではないかと思う。

 その後、1968年7月イギリスのレコード会社ハンター社がユニコーンレーベルとして復活、再発売された。米VOX社はターナバウトレーベルで発売したのが69年とされている。日本ではユニコーン原盤としてコロンビアレーベルで1970年にDXMシリーズとして発売された。以降続いてフォンタナや東芝エンジェルでも 発売いされた。著作権のことはややこしくてよくわからないが、ハンター社は、ソ連国内で発売されていたフルトヴェングラーの大戦中の録音からレコード化されたLPを入手してそれをもとにしてユニコーン盤を作ったといわれている 。いずれにしてもエリザベート夫人には発売の了解を得ているようだ。

 ところで、このウラニアのエロイカには2つの問題がある。ひとつはピッチが半音高いこと。もう一つはレコードにカッティングする際のイコライザーカーブが現在統一化されているRIAAでないこと。NABカーブといわれている。そのため現在の再生機器で聴くと中低域が痩せ、高音が持ち上がりすぎている、レンジのバランスが悪いといわれている。ピッチの問題は当初第1,2楽章を片面に詰め込むためにテープのスピードを速めた、としたウラニア犯人説が言われていたが、大分のちに欧州各地の放送局やオーケストラのアーカイブからこのテープが発掘されて、いずれもピッチが高いことが判明し、ウラニア犯人説は消えた。しかし、ピッチがなぜ高いかはいまだに判明していない。

 ともかく、このウラニア盤を聴くことが出来た(ブログ参照)。ブラジルウラニア SINTER SLP-6530(マトリックスULP-7095A/B)。
 盤の状態は悪かったがカッティングされた音質を確認するのは問題ない。非常に鮮明な音という印象をもった。確かに中低域が痩せていて高音が持ち上がりすぎている。ぼくが使っているカートリッジはオルトフォンのモノラルカートリッジCG25Di。設計が古いので合っているのではないかと思う。トーンコントロールで高音を絞り、低音を持ち上げればバランスは改善されて問題はなくなる。ただ、ためしにサブのシステムで鳴らしてみた。DENONのDL-103で、古い設計で著名なカートリjッジだが、これで聴くと貧相な音になる。トーンコントロールで調整してみたが、 それなりに高音のとげとげしさは無くなり、低音も出てくるが、音の貧相感は消えない。カートリッジの選択がポイントだと思う。
 それからピッチが半音高い点について。これは正常ピッチに修正した方がいい。そのままだとかなり感興をそぐ。ベートーベンの変ホ長調英雄交響曲ではなくなる。

 ちょうどいい機会だし、手元にオリジナルのウラニア盤があるうちに手持ちのLP、CDを聴き比べてみた。比較はLPとCDを同時にかけて判断するという方法。比較したLP,CDは以下の通り。

LP   CD
日Colombia DXM101 UC ピッチ修正済み   独または墺 BAYER BR 200 002 CD ピッチ修正済み
日Angel WF60043 ピッチ半音高い   仏TAHRA Furt1031 ピッチ修正済み
日Fontana FCM50(M) ピッチ修正ずみ 独SWF(フルトヴェングラー協会) TMK 200406151 ピッチ半音高い
日Fontana PL1115 ピッチ修正済み 日Angel TOCE3730 ピッチ修正済み
仏Pathe(HMV) C051-63332 ピッチ半音高い 日 Serenade SEDR2002 CD-R ピッチ修正済み(ウラニア盤板起こし)
米Turnabout(VOX) TV4343 ピッチ半音高い 日DELTA DCCA 0031 ピッチ修正済み(ウラニア盤板起こし)
露Melodiya M10 06443009 ピッチ修正済み 日OPUSKURA OPK7026 ピッチ修正済み(ウラニア盤板起こし)
ブラジル URANIA SINTER SLP-6530 ピッチ半音高い    
米URANIA URLP7095 ピッチ半音高い。RIAAカッティング。    
日Angel WF70002 ピッチ半音高い    
米Turnabout THS65020 ピッチ修正済み    

使用音源などはリストを見てください。比較は主に第1楽章でLPとCDを同時に鳴らし切り替えて比較した。020

MelodiyaのLPとSerenadeのCDとを比較。

MelodiyaのLPは中低域が充実していてクオリティが高い。全体の周波数レンジのバランスもよい。Serenadeは音色明るく高域が伸びているような印象を受けるが、高音が少しささくれた音がする。全体に薄手な印象を受ける。

ColombiaDXM、Fontana のLPとSerenadeを比較。

ColombiaとFontanaは音の傾向が似ている(詳しくは後に記載)。Serenadeはやはり薄手な印象。

MelodiyaのLPとOPUSKURAのCDを比較。

OPUSKURAはこもった音がしている。第4楽章での比較ではMelodiyaの方が音質がいい。

TurnaboutのLP,TV4343と協会盤CD(SWF)の比較(ともにピッチが半音高いまま比較)

Turnaboutは高域が少し持ち上がっているせいか全体に響きが明るい。音に伸びがある。SWFはすこし音がこもっている。

MelodiyaのLPとDELTAのCDを比較。

DELTAは音に伸びやかさが無く、こもった印象。トランペットは少しメタリックな音がする。

MelodiyaのLPとBAYARのCD

ほぼ同じ音質。BAYARのCDは昔から評判が良かったが、やはりクオリティは高い。

Angel WF のLPと協会盤CD((SWF)と比較(ともにピッチが半音高いまま比較)

ほぼ似たような音質。Angel WF盤がこれほどクオリティが高いとは意外だった。原盤はユニコーンによっているが、先にユニコーン原盤で発売したColombia DXM盤よりいいのではないかと思った。

Colombia DXMのLPとTAHRAのCDを比較。

TAHRAのCDはクオリティは高い。そんなに差は無いと感じた。DXMは第1楽章の中間あたりに少しフラッターのような不安定な部分があった。TAHRAは正常。

Colombia DXMのLPとBAYARのCDを比較。

音質は同じような印象を受けたが、微妙に音色が違う。ピッチがあっていないような印象がした。LPが少し低い。プレーヤーのピッチは確認したが正常。CDのピッチが少し高いのか?。CDを少し遅らしてプレイしたが、途中でLPに追いついた。

FontanaのLPとTAHRAのCDを比較。

微妙だがFontanaは少しクオリティが落ちると思う。高音はCDの方がすっきりとした音に聞こえる。

MelodiyaのLPとTAHRAのCDを比較。

両者区別がつかないほど似た音。

以下、LPのピッチを修正して比較してみた。

TurnaboutのLP,TV4343とSerenadeのCDを比較(Turnaboutのピッチは修正する)

Serenadeの音の印象はやはり変わらない。全体の印象はTurnaboutが良い。

TurnaboutのLP,TV4343とTAHRAのCDと比較(Turnaboutのピッチは修正する)

Turnaboutのクオリティはやはり高い。少し音色は明るい。TAHRAは少しこもって聴こえるのは、Turnaboutの高域が少し持ち上がっているせいだと思う。TAHRAもクオリティが高い。

Angel WFのLPとTAHRAのCDを比較(Angel WF 盤のピッチは修正)

Angelのカッティングレベルはかなり高い。普通はLPの出力レベルはCDプレーヤーの出力レベルより低い。(比較するときCDの出力レベルを下げてLPの出力に合わせる )。Angelのクオリティは高い。ほとんど同じ音質だがわずかにCDの方が高域のぬけが いいように思う。

仏Pathe(HMV) C051-63332とTAHRAのCDを比較(Pathe盤のピッチは修正)

PatheのLPは日Angle WF盤同様かなりカッティングレベルが高い。クオリティも高く、WF盤より良いような気がする。TAHRAのCDとほとんど遜色ない。

ところで板起こし盤のOPUSKURAの解説(著者は末廣光男氏)によると、再発は70年ころに英ユニコーン(UNI104)、米ターナバウト(TV4343)とほかにこのPathe盤(C051-63332)を紹介しているが、このPathe盤はWFS-UK(The Furtwangler Sound)によると1980年発売になっている。盤の質感も薄手で1970年ころのレコードではないと思う。

ブラジルウラニア SINTER SLP-6530とTAHRAのCDと比較(ウラニア盤はピッチを修正してMDにコピーしたもの)

正直のところ善し悪しの比較判断は難しい。ウラニア盤はクリアでクオリティは十分高い。TAHRAのCDとほぼ互角だと思うが、高域の抜けはウラニア盤のほうがいい。とくにトッティのトランペットはこのウラニア盤が一番鮮明な音がしていた。

仏Pathe(HMV) C051-63332と日Angel TOCE3730のCDを比較(PatheのLPはピッチを修正)

両者ともほとんど差は感じない。同じマスターを使用していると思われる。どちらも第1楽章中ほどに微妙だがフラッターのような音質の不安定な箇所がある。クオリティ非常に高い。

以上の比較試聴で得られた結論。

意外だったのは、手持ちの3種のウラニア盤からの板起こしCDの音が良くなかったことだ。ピッチの修正は問題ないが、理由はイコライザーカーブの補正の仕方だ。先に書いたように、現在のRIAAのフォノイコライザーを通して聴くと高音が大分持ち上がって、さらに中、低域が薄く痩せて聞こえ、貧相な音になる。それで補正の仕方が板起こしCDの出来、不出来の結果につながる。先に書いたDL-103で聴いた「貧相な音」が3枚のCDとも感じ として残っている。それで評価が低くなった。
 私がこのウラニア盤を聴いたのは、オルトフォンのCG25DiのカートリッジとフォノイコはSOUND PE100SEの組み合わせ、アンプはアキュフェーズC2400+A35、で鳴らし、トーンコントロールは低音(ターンオーバー300Hz)は3または4dB持ち上げ、高音(ターンオーバーは3kHZ)は3または4dB下げるという方法で聴いたが、音質の「貧相感」は解消されていい音で聴くことが出来た。
 Serenade盤を制作した平林直哉氏は中低域の補正について、あまり持ち上げで中低域に音の厚みを出すと元のウラニア盤の音の雰囲気からかけ離れてしまう、というような発言をしていた。これは、他の板起こし盤が中低域に厚みを持たせた音作りを批判しての意見だったように思う。

 もとのウラニア盤を聴いた印象ではもっといい復刻(板起こし)が出てくる可能性はあると思う。私の印象としては3枚ともいまいちといわざるを得なかった。

CDはBAYAR,TAHRA,日Angelいずれも音質良く問題ない。ピッチを修正していないCDはそのまま聞くしかないが勧められない。ウラニア盤のオリジナルな音質にこだわってピッチを修正していないCDも発売されているが、本来のベートーベンの英雄の姿ではないと思う。

LPはピッチを修正したものではMelodiya盤がベストだと思う。少し落ちるがColombua,Fontanaも十分聴ける。

LPでピッチそのままの、Turnabout TV4343はかなり音質がいい。HMV系のPatheとAngelも音質はいい。あくまでプレイヤーでピッチを修正しての話だが。実のところ、ピッチの修正はかなり面倒なので、私はピッチを修正してTV4343をMDやカセットにコピーしたので聴くことが多い。MDやカセットにコピーしても音のクオリティが落ちるものでもない。

 繰り返すが、ウラニアのオリジナル盤は、どのLP、CDよりも音はいい。オリジナル盤面目躍如といったところだ。
 蛇足かもしれないが、ここに取り上げた、LP,CDの音質差は本当のところ重箱の隅をつついているような話で大して違わない。こんなこと書けば身もフタもないが... (2010年8月15日作成)

追加記事

このページを書いた後に、米URANIA盤とWF70002を入手した。米URANIA盤についてはブログを見てください。米URANIA盤は53年から58年まで発売されている。53年ころカッティグに際してのイコライザーカーブが統一されていなかったため、後に統一されたRIAAと違い、今の機械で再生すると中高音が持ち上がり、低音が薄い音になりかなりバランスが悪くなることで知られている。ブラジルURANIAはそうだった。しかし、今回入手した米URANIA盤はRIAAでカッティングされている。比較試聴しているうちに気がついたが、大分あとになってからだ。だいたいURANIA盤エロイカに通常のRIAA盤があるなど全く知らなかった。ひょっとしたら、ニセモノという疑問も湧く。高価な骨董品の7,8割は贋作、といわれているので、ウラニア盤の偽物もあながち非現実的ではない、と思い、ディスコグラフィーの著者、清水氏に問い合わせてみたら、このレコードは本物で、後期のプレスはRIAAでカッティングされているという返事をいただいた。ともかく、この米URANIA盤を中心に比較視聴してみた。(2010年9月1日記事追加)

米URANIAとDELTAのCDを比較(URANIAはピッチを修正して比較

URANIAのLPの方が高音が明解で、DELTAは少しこもる。

米URANIAとTAHRAのCDを比較(URANIAはピッチを修正して比較

TAHRAはカッティングレベルが低い。URANIAのLPの方が高音が優っているようにも思えるが、ほぼ互角だ。

米URANIAとSERENADEのCD-Rを比較(URANIAはピッチを修正して比較

SERENADEはカッティングレベルがかなり高い。ほぼ同じ音質。

米URANIAとOPUS蔵のCDと比較(URANIAはピッチを修正して比較) 。

OPUS蔵はかなりこもった音質で期待はずれのCD。

WF70002とDELTAのCDと比較(WFはピッチが高いので修正して比較

WF70002はWF60043と同じマトリックスなので両者同じ音質。クオリティは高い。第1楽章中間部分にフラッターのような音のゆれがあるのも同じ。DELTAと比較すると高音がDELTAが少しきついようにも聞こえるが、ほぼ同じといっていいだろう。

ブラジルURANIAと米URANIAと比較してみた。ブラジル盤は手元になく、MDとカセットにコピーした。それと比較したが、当然、音質は全然違う。今回入手した米URANIA盤はRIAAだ。比較のしようがない。トーンコントロールを使って比較してみたが、うまくいかなかった。今は出来ないのでまた時間を作って比較して、報告したい。

Turnaboutの再発LP,THS65020と東芝のCD,TOCE3730と比較。 (2010年9月25日記事追加)

TV4343の再発盤、THS65020を入手したので東芝盤のCDと聞き比べてみた。このLPはピッチを修正している。音のクオリティはほぼおなじだが、LPのほうは少し細身な音質でわずかだがCDより質感はいいと思う。‘TV4343はもともと音質はいいので期待していたが、やはりピッチは修正したほうがいいと思う。TV盤は厚手の盤だったがこのTHS盤は薄手で安っぽい。しかし、ピッチのことを考えてもこの盤はベストチョイスかもしれない。

 ところで、リストの摘要にも書いたが、清水本のとおりジャケットのオーケストラ表記はベルリンフィルになっているが、ジャケット裏、及びレーベルにはウイーンフィルと正しく表記されている。ジャケット裏のVienna Philharmonicの下に以下のような記述が書かれている。


  

 私の非力な英語力の解釈だが、first rerease(TV4343のことだと思う)のBerlin Symphony Orchestra の表記は誤りで、Vienna Philharmonic の演奏が正しい、という意味だと思うが、Berlin Philharmonic Orchestra なのになぜBerlin Symphony Orchestra と記述されているのか、単純なミスなのか、このジャケットの表の誤ったオーケストラ表記といい、かなり杜撰な仕事だとおもっていたが、原盤権(著作隣接権)をクリアしていないため、わざと間違った表記をしたのでは、という友人の意見もあった。googleの自動翻訳で訳してみた。以下のとおり。

「この歴史的な記録の最初のリリースでは我々が誤って、ベルリン交響楽団がベートーベンの交響曲第3番を実行と述べた。その代わりに、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の仕事を行った。」

なお、ウラニア盤については、ディコグラフィの著者である清水氏のページが詳しいので、
それも見てください。

以下、目の楽しみにLPのジャケットとレーベルの写真をのせてみた。

 

  日PHONTANA FCM50(M) 
1973年10月発売。
再発盤PL1012は1976年10月、
PL1115は1978年12月
発売。
 
     
   日Angel WF60043
1980年発売。この盤は再発盤で
初出はWF70002(1976?)
 
     
   日COLOMBIA DXM-101-UC
1970年8月発売。これが国内盤
初出だとおもう。
 
     
  露MELODIYA M10 06443 009
1990年発売 。最後の余談参照。
 
     
  米TURNABOUT TV4343
オーケストラはベルリフィル
になっている 
1970年発売
 
     
   仏PATHE(HMV) C51-63332
ジャケット、レーベルにⓅ1969
の表記がある。
1980年発売
 
     
  ブラジルURANIA
SINTER SLP-6530
マトリックス ULP-7095A/B 
本家の米URANIA盤は1953年
発売とされている。この盤はい
つごろの発売か不明。
 
   それぞれ裏面  
     

米Turnabout の再発盤。HTS65020

ジャケットはベルリンフィル、

レーベルはウイーンフィルの表記に

なっている。ピッチは修正済み。

米ウラニア盤・再発盤。

RIAAでカッティングされている。ピッチは高い。

URLP-7056-1/2

マトリックス

A面:E3KP 4554 1C B

     

米ウラニア盤、それぞれ裏面

マトリックス

B面:4355-1B URLP7095

余談
MelodiyaのLPについて、第2時世界大戦終結時、ソ連が戦利品としてベルリンの放送局から持ち帰った録音テープのなかにあったものとされているが、60年代にこの44年録音の英雄が露Melodiyaから発売されたか疑問視されている。清水本によると、D-06443-4が記載されているが発売は未確認、と書かれている。本当に戦利品のなかにこの録音テープがあったのかどうか疑問が残る。戦後、東ドイツなどの放送局にあったテープを使ったのではないか、という疑いは消えない。発売されていなかったら、英ハンター社が発売したunicorn UNI-104の音源はなんだたのかも疑問が出てくる。UNI-104は中古店で探しているがまだ出会わない。オークションもチェックしているが出品された様子はない。(2010年8月15日作成)

追記(2012年5月22日)
 UNICORN盤 UNI-104は44年のウラニア盤だとの、情報をもらった。ピッチは高く、音質はTV4343に似ているということでした。