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マーラー 交響曲 大地の歌
ブルーノ・ワルター指揮 ウイーンフィルハーモニ管弦楽団
2012年9月6日更新

録音データー
1952年5月14-16日、、ウイーンムジークフェラインザール 英DECCAによるセッション録音。
プロデューサー:Victor Olof
エンジニア:Kenneth Wilkinson
Technical Data
Mixing desk: Decca Built 4 channels monaural
Microphones: Valve RK2/Decca Microphone
Monitor speakers: Decca built with Tannoy units
Recording Machines: EMI BTR 1 OR 2

 海外盤LP、国内盤LP、CDとそれぞれ別のページにしている。このページは海外盤LPのみ。他のページは、上の「戻る」をクリックしてしてください。
注:プロデューサー及びエンジニアの名前はキングのスパーアナログ、(KIJC9210)に記載されているが、(?)マークが付いている。プロデューサーのオロフは間違いないと思う。オロフはこのあと英EMIからヘッドハンティングされ、ピーター・アンドリーをつれて移籍している。シューリヒトのブルックナーの交響曲第9番(ウイーンフィル 1961年録音)を録音したことでも知られている。

 大地の歌のレコード(CD)は同じワルターのニューヨークフィルのCBS/Colombia録音が好きで、この録音のページを先に作った。ウイーンのデッカ録音は大地の歌のベスト録音として評価が高い。
 僕はニューヨークの録音の方が好きだが、このウイーンの録音もよく聴く。いつの間にかレコードがいろいろ集まったのでここで手持ちのLP,CDを紹介したい。ジャケットやらレーベルを見てのお楽しみ!

 LPは2枚組3面収録盤と1枚の詰め込み盤がある。発売当初(1950年代半ば)はLP1枚に収録するのが困難だったため、2枚組3面収録で発売された。60年代以降はほとんど1枚に収録されている。1枚の収録の場合、A面が約32分、B面約28分20秒。キングのスーパーアナログは1枚で制作しているので問題ないのだろう。キングのスーパーアナログはバーンスタインの大地の歌も1枚に収録していて、確か34分ぐらいだったと思う。
 2枚組の第4面はマーラーの歌曲3曲を収録。独DECCA 6.48048の2枚組は大地の歌は1枚に収録。2枚目はフェリアーの歌う歌曲などの録音が集められている。
 1枚ものは1面に第1楽章〜第5楽章、2面に第6楽章を収録している。

今回このレコードで特に気付いたことがある。第6楽章429小節(音楽之友社のスコア133p.練習記号55の直前)に8秒弱の演奏の空白があるレコードがある。429小節にフェルマーターの付いた休止記号はあるが、ほかにも同様の箇所があって通常のタイミングの休止で、長い休止はしておらず、429小節の長い休止は異常だ。編集のミスだと思う。この空白のあるレコードは、国内盤K15C5025,MX9008,外盤のACL305(ace of clubs), R23182(RICHMOND)の4枚で、音質はいい。

海外盤 LP

       
       
     
   英DECCA LXT2721/2722
ジャケットは別々でばら。
2枚組3面収録。オートチェンジャー仕様。
音質は文句なしにいい。
カートリッジは、DL102は低音がすこし薄めだが、
CG25Dだと充実した音で聴くことが出来る。
フラット盤。
A面マトリックス CC ARL-1281-4D
(レーベル ARL 1281R)
B面マトリックス CA ARL-1282-3DR
(レーベル ARL 1282R)
C面マトリックス CD ARL-1283-2DR
(レーベル ARL 1283R)
 
 
       
     
   米LONDON LL625/626
発売は1954年頃。
2枚組3面収録。オートチェンジャー仕様。
音質いい。箱入り。
ディスクの制作は英国で上のLXTとプレスは
まったく同じだと思う。ジャケットなどパッケージ
は米国製。
 フラット盤。
A面マトリックス CA ARL-1281-2DR
(レーベル ARL 1281R)
B面マトリックス CA ARL-1282-1DR
(レーベル ARL 1282R)
C面マトリックス CD ARL-1283-1DR
(レーベル ARL 1283R)
 
       
     
   独DECCA LXT 2721/2722
2枚組3面収録。オートチェンジャー仕様。
ジャケットは別々でばら。
音質、盤の状態も含めて上のLL盤 LXTより
良い。ドイツでカッティング。
ヴァイオリンの高音の音質もとてもいい。
 フラット盤。
A面マトリックス ARL-1281-3DR
(レーベル ARL 1281)
B面マトリックス ARL-1282-3DR
(レーベル ARL 1282)
C面マトリックス ARL-1283-2DR
(レーベル ARL 1283)
 
   
     
  米LONDON A4212 (X5069/5070)
2枚組3面収録 。オートチェンジャー仕様。
LL盤の再発だと思う。A4000番台は1954年から1964年まであるが、1959年の当時のレコード目録にこの盤が載っている。57,8年ころの発売ではないかと思う。
 カッティング技術の進歩か盤質は上々でサーフェスノイズは全くない。グランドスラムの復刻盤で聴き比べたが音質差はまったく判らなかった。
GG盤
A面マトリックス ARL1281-1LR S1.1
B面マトリックス ARL1282-1LR S1.1
C面マトリックス ARL-1283-2LR S1.1
 
       
     
   英DECCA ACE of CLUBS ACL 305
1枚2面収録。音質非常にいい。
ML1003/4と比較したがこの盤の方が明快、
MLはこもった音。英LXT,米LL盤とも比べたが
このほうがカッティングレベル少し低いか?
雰囲気も少し異なるが甲乙つけがたい。
フェリアーの肖像写真のジャケットデザインは
なかなかいい。
 第6楽章429小節のフルマータの休止が
8秒弱あり。
 A面 ARL 4739 14X 420
B面 ARL 4740 9X 420
(P)1967 
 
       
   独DECCA 6.48048 DP
 ジャケットに記載の演奏時間は大分短く誤って
記載されている。
(例、第6楽章 ジャケット記載26:45->実測28:15)
 どうゆう訳か音質はいまいち。低音が少し薄く、
音は少しささくれている。
 マトリックス
A面 M-ARL-4739-W
B面 M-ARL-4740-\
レーベルのレコード番号:6.48048-1
(P)1972
インナースリーブは無地の既製品。
 
       
     
   米RICHMOND R23182 opera Ttreasury series
盤は英国プレス。
 ジャケットに記載の演奏時間は大分短く誤って
記載されている。
(例、第6楽章 ジャケット記載26:45->実測28:26)
ヴァイオリンの高音部が少しメタリックな音がする。
 第6楽章429小節のフルマータの休止が
8秒弱あり。
(C)1968 The Decca Record
 マトリックス
A面 ARL-4739-8A
B面 ARL-4740-7B
 
英LXT盤、米LLは音質いいが状態のいいのが少ない。フェリアーの声が歪むレコードがある。ぼくもそれに泣かされた。当時の再生用のカートリッジがフェリアーの声をトレースできず盤面を痛めたのだと思う。
米の再発盤A-4212は盤質も上質で音も安定感ある。初出盤より格段に安いが、あまり見ない。
 こだわらなければACE OF CLUBS 盤が音質いいし、比較的入手しやすいと思う。価格も安い。
 僕が気に入っているのはこのACE OF CLUBS盤と独DECCA LXT盤。独DECCA LXT盤はジャケット、盤の作りが丁寧だ。さすがメイドインジャーマニーだと思う。

 2012年9月6日A4212を追加。それぞれインナースリーヴ(中袋)の写真も追加した。インナースリーブはオリジナルかどうかは確証はない。